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西東京農地保全協議会ブログ

都市農業をもっと身近に感じてもらうために活動している、西東京農地保全協議会の活動ブログです。

都市農業シンポジウム終了しました

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都市農業シンポジウム終了しました

去る2月18日(火)に西東京農地保全協議会は、西東京市のコール田無において、都市農業シンポジウム「都市における『農』の未来 in 西東京」~地域・暮らし・市民に身近な「農」~を開催しました。

当日は、主催者の予想を上回り、50人近くの市内外の方々にお越しいただきました。



第一部の基調講演では、東京農業大学の鈴村源太郎准教授にお越しいただき、「農」を通じた地域振興というテーマのもと、農業の歴史、都市と農山村の交流や農村ワーキングホリデーがもたらす地域への効果、都市における援農ボランティアの現状と展望などを話していただきました。

 

第二部では、パネルディスカッション形式で、引き続き鈴村先生にコーディネーターを担っていただき、農業政策を担う西東京市の産業振興課農業係の方、市内で市民が農に触れる機会を提供している農業体験農園「きたっぱら」の園主大谷氏、市民のニーズを身近に触れる立場にある包括支援センターの名倉氏、西船橋において特産物の小松菜で地域を盛り上げている平野氏にお越しいただき、これから市民が農に触れるには機会はどのようなものがあるか、それを行う際のハードルは何か、農や農地というフィールドの持つ多面的機能は何か、といった内容を熱く論じていただきました。

 

市民農園や体験農園は、私たち市民にとって農に触れることができるとても有効な場所ですが、数に限りが有ります。では、それらの場所以外で、農家さんと一緒に農作物の栽培などを私たち市民が行うことができるかというと、農地法などにより制限があります。
また農家の方々も市民の方々とどう触れ合えばいいかわからない、農地を守りたいけれど税制などの問題で、維持していくことはとてもむずかしいといった現状が有ります。

パネルディスカッションでは、そういった内容を、当事者のみなさまがわかりやすく説明し、議論していき、参加したみなさんもメモを取ったりと、真剣に聞いていました。

最後の質疑応答では、短い時間にも関わらず、都市農業、市民と農のつながり方、農業の現状について、多くの人が質問をされ、パネラーの方々が丁寧に答えていました。

そうこうしているうちに予定の2時間があっという間に過ぎてしまい。シンポジウムは終了しました。

今回のシンポジウムは、これからの都市農業のありかたという大きく、答えをだすことが難しいテーマの基、開催しましたが、多くの方が関心を寄せていただき、またシンポジウム終了後ももっと知りたい、またやってほしいという声をいただきました。

市民の方々が「身近」にあるけれど、「遠い」存在である農について、知りたいという欲求を持っていることを、私たちは肌で感じることが出来ました。
そして、農について知ることができ、農・農家・農業に対して理解が深まれば、その敷居は低くなり、市民のみなさんは、農に対して何かしらの行動へと現れていくものと思います。
そのためにも、私たちはこのシンポジウムや都市農業の勉強会を続けていこうと思いますので、今回お越しいただくことができなかった方も、是非次回のシンポジウムにご期待いただき、お越しください。

これからも西東京農地保全協議会は、都市農業が持続的に発展していけるよう、「実践の場の提供」(農体験や農イベント、食育イベントの開催)、「都市農業に対する理解の醸成」(シンポジウムや勉強会の開催)を推し進めていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

〜〜〜
編集後記:
シンポジウムの様子を出席いただいた、「きらっとシニア倶楽部」の方が、とてもわかりやすく記事としてまとめていただきました。ありがとうございます!!
西東京まちかどニュース


シンポジウム開催後、我々協議会メンバー、講師、パネラーの方、シンポジウム出席者のみなさんとともに小さな交流会を行いました。その交流会では、お互いの距離が近いこともあり、シンポジウムに劣らず「農」やまちづくりに関する熱いトークが繰り広げられました。農に関心をもつ方々のネットワークづくりもしていき、そのネットワークで何か新しいアクションを起こしたいなぁ、と思った時間でした。(事務局:若尾)

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プロフィール

HN:
西東京農地保全協議会
性別:
非公開
自己紹介:
東京都西東京市に2013年に発足した任意団体です。
都市農業を市民の人々にもっと身近になってもらうための様々な活動を行っています!