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西東京農地保全協議会ブログ

都市農業をもっと身近に感じてもらうために活動している、西東京農地保全協議会の活動ブログです。

多様性と農のある風景

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多様性と農のある風景

4月の第4週の週末。農地保全協議会&畑クラブの活動を行いました。

今回の活動には、大人、子ども、高齢者、障碍者、あわせて15名近くが集まりました。
前回から行なっている、自己紹介。


どんな方々が、どこから来ていて、どうしてこの活動に参加しているかを知ることができて、毎回多くの発見と出会いがあります。

今回の活動のメインは、中村さんの夏野菜の生産のための種や苗の植え付けのお手伝い。
枝豆、トマト、ピーマンなどの苗を植えたり、トウモロコシの種まきをしました。


子どもたちは、とうもろこしの種の色に驚き、なぜそんな色をしているのかを農家さんから教えてもらいました。
種を植えている途中、女の子が「一粒(の種)を植えたら、いっぱい粒のあるとうもろこしができるんだねー。ふしぎだなー。」と言っていました。
これがまさに食育&農育につながるのだと思った瞬間でした。「不思議」という疑問=関心を持ちつつ、目の前で農産物が成長していくのを目で見て、それを食べてという体験・体感が、子どもの心が育つきっかけや食や自然に対する関心を持つきっかけになるのではないかと思います。


そして、今回、作業中にちょっとしたハプニングが起こりました。
内容は省きますが、そのハプニングが起きた際、参加者みんながあたたかい気持ちを持って、協力して対応し、解決しました。そして、その後、参加者みんなが、それを通じて、少しだけ前よりもまとまり、優しい空気が流れたのを肌で感じることが出来ました。


この人々の関わり方が、私たち協議会が目指す「コミュニティ」の姿なのではないかと思います。
自然や農を中心として、多様な人が関わり、認め、協力し、働き、楽しみ、生産し、消費する。そんな人と人、人と農(自然)、生産と消費の有機的で温かみのある関わりと循環のある風景。それは、都市郊外でも昔は当たり前のようにあった風景かもしれませんが、今では滅多に見ることができなくなりました。
これからの社会に求められているのは、そういった関係性をいかに再生していくことかにかかると思います。しかし、すべて昔に回帰するのではなく、昔と今のいいとこ取りをしていく必要もあると思います(長くなりますので以下省略します)。

その「昔」を体現できる場は、やはり「昔」から存在するものであり、それが農地であったり、緑であったりするのではないでしょうか。

今回は少し思想的で小難しい記事になってしまいました。
言いたいことは、今年度からいろいろな人が関わって、農を中心とした素敵なコミュニティがうまれつつあります!
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プロフィール

HN:
西東京農地保全協議会
性別:
非公開
自己紹介:
東京都西東京市に2013年に発足した任意団体です。
都市農業を市民の人々にもっと身近になってもらうための様々な活動を行っています!